親父や船頭さんたちがしゃべっているとここは東京かと思う時がありました。

地元葛西独特のもので、江戸っ子言葉と千葉の古い言葉とも違い独自の方言みたいです。
但し自分の親戚筋の千葉外房(大原、勝浦)当たりの方言と少し似ていて浦安の船頭さんの言葉も
ほぼ同じでした。

*そんなもの早くうっちゃれ〜したっけ早く船をおっぺせよ〜おいねぇね〜船かしいでんぞ〜
@そんなものは早く捨てて、そして、早く船をおせよ、しょうがねえな、船傾いてるぞ

そのほかには、けんべ(帰ろう)かんます(かき回す)おっかく(折る)
しっちらかす(かたずけない状態)その他色々

なんとなくわかりますよね!

そのほかにまだまだ面白い言葉がありましたが今は使う人は少なくなっているみたいです。
自分は・・少しは現役かな〜

それと屋形船(和船)一般に言えますが、通常のボートで使われる各部位の名称が独自のものとなっています。

船首(バウ):みよし  船尾(スターン):とも  係船ロープ:もやい
係船ロープをつなぎとめるもの(ビット、クリート):ぼうず

みよしに行ってぼうずにもやい巻いておいて・・・わかりますよね。

このように少し違う目線で見てみるとなかなか面白い発見がありました。