今日の屋形船
今日は久々の第五網さだ、そしてディズニー脇の臨海公園前で花火...
網さだの屋形船が航行するうえでポイントと
なるのが水門です。
普通の人は東京の水門?ピンと来ないでしょうが
東京には結構運河が多く水の都といっても過言ではない
中での水門は高潮対策等々で貴重な役割を担っています。
水門の数および種類は結構あり詳しくは
東京都港湾局のホームページをご参照あれ!
網さだの屋形船がお台場などに航行するためにも
*新砂水門(セクターゲート式)
*東雲水門(複葉ローラーゲート、セクターゲート式)
月島経由で
*豊洲水門(複葉ローラーゲート式)
*朝潮水門(スイングゲート式)
などが有り網さだの桟橋近くには
都内でも比較的大きな部類の今井水門が
有ります。
この今井水門は荒川、綾瀬川、芝川の
水系を統一し洪水防除の為に造られた
物です。
この写真の水門は色々な呼び名で呼ばれていて
正式には江戸川水閘門 一般には江戸川水門
地元の人たちは自分も含め篠崎水門と
呼んでいます。
1936年着工、1943完成と70年以上
経っていてちょくちょく補修工事が
行われていますね~
ここは上流に金町の取水場があり
都民の水道水確保、塩害防止
水位の確保の為に様々な機能を備えています。
江戸川水閘門の閘門は
ロックゲートの事で水位の違う水路に
船を航行するための特殊な水門で
規模の非常に小さいパナマ運河の水門と
思って下さい。
そして江戸川の花火大会の際屋形船が絶対
通る所でその年の上流側(利根水系)の
水位(ダム貯水量)が低いとスムーズに
通れず大変な難所ともなる所です。
1)下流側の水門を開け屋形船を5艘~6艘ほど入れる。
2)下流側の水門を閉める。
3)上流側の水門を少しずつ上げ水位を調整する。
その間水流が発生するのでスタッフ一丸となり
屋形船を抑える。
4)上流の水門が全開になったら順番にそして
慎重に屋形船を出す!
文章ではあっという間ですが何年か前に
船数が多いための大渋滞で
3時間以上かかり花火開始時間に間に合わなかった
事が有りました。泣けた~~
篠崎水門の後ろの方に見えるのが江戸川放水路の
水門で通常は閉まっていますが
東京都心で集中豪雨などがあるとほぼ
江戸川に流れるようになっていてそこで
江戸川放水路の出番となります。
東京の治水に関しては結構江戸川は
貢献しているんですよ~